INTERNET — 2001
2001年のインターネット
常時接続がまだ贅沢だった年
2001年末のインターネット利用者数は5,593万人、人口普及率44.0%。前年から885万人増えている。 伸び率としては前年の74.0%増から落ち着いたが、この年に起きた変化は数の増加より質のほうが大きい。 ADSLが本格的に広がり始め、常時接続が現実的な選択肢になった。 この変化がもたらしたのは、単に速くなったということではない。 従量課金から定額へ、つないでいる時間を意識する生活から、意識しない生活への移行である。 つないでいる時間を気にしなくてよくなった瞬間、行動が変わった。 目的を決めてからつなぐのではなく、つながったまま何となく見る、という使い方が成立する。 ただし2001年は移行の途中である。ADSLを引けた人と、まだダイヤルアップの人が同時に存在し、 同じサイトを見ても体験がまったく違った。サイトを作る側はこの差に対応しなければならず、 画像は控えめに、Flashは使うとしても導入部だけに、という判断が続いていた。 ページの重さについて作り手が真剣に悩んだ最後の時期であり、 同時に、重いページを作ってもよくなる直前の時期でもある。 この年に始まった常時接続の普及が、翌年以降のブログ、動画、大容量の画像へ道を開いていく。
この年のインターネット
2001年時点で日本から使えたサービスのカテゴリ。存在しなかった領域は表示していません。
2001年の主役
2001年のネット文化
2001年の環境
スペック表ではありません。なぜ当時のWebがあの見た目・使い方だったのかを 理解するための前提です。
- 主流端末
- デスクトップPC/ノートPC
- ブラウザ
- Internet Explorer 5.5 / 6(圧倒的多数)/Netscape 4.7
- 回線
- ADSL(普及が始まる)/ISDN 64kbps/ダイヤルアップ(アナログ 56kbps)
- 画面解像度
- 800×600 と 1024×768 が併存
- 携帯電話
- iモード/EZweb/J-スカイ
- 保存容量
- CD-R/20〜40GB前後のHDD
- 主な検索手段
- ディレクトリ検索が主流。全文検索の精度が上がりつつあった
2001年のネット人口
2001年の画面
実際の画面の複製ではなく、当時の構成を説明するために作成した模式図です。
当時のWebを見る
実際に保存された2001年のページは、外部のWebアーカイブで閲覧できます。 保存の有無はサービスごとに異なるため、各サービスのページから状態を確認してください。
出典
- 公的資料平成14年版 情報通信白書 「1 我が国におけるインターネットの着実な普及」(総務省)平成13年末のインターネット利用者数5,593万人(前年比885万人増)、人口普及率44.0%確認日: 2026-08-15
- 報道NTT、「テレホーダイ」の提供を2024年で終了 90年代のインターネットを支えた長寿サービス(ITmedia NEWS) 2022-01-21常時接続の普及によりテレホーダイの利用者が減少していった経緯確認日: 2026-08-15