Twitter(日本語版)

改称SNSニュースコミュニティ2008現在(18年)

2008年4月23日に日本語版が公開されたマイクロブログ。匿名の掲示板とも、閉じたSNSとも違う 「ハンドルで、公開で、短く書く」という第三の形を日本に持ち込んだ。 日本語版は最初から日本の会社が広告を扱う体制で始まり、2023年7月に「X」へ改称した。

基本情報

サービス名
Twitter(日本語版)ツイッター、X、つぶやき
開始
20084月23日
日本語版の公開日。開発チームが当日 「本日4月23日よりTwitterの日本語版の公開を始めました」と告知している
終了
継続中
運営
米Twitter(日本語版サイトの開発支援と広告販売はデジタルガレージ)(2008〜) → 米X
当時のURL
http://twitter.com/
現在
https://x.com/

その時代の立ち位置

誰が使っていたか
最初期は技術者と、個人サイトやブログをすでに持っていた層。 そこから、書く場所を持っていなかった人へ広がった。 登録した日から何かを書けるという敷居の低さが効いており、 サイトを作る、記事を構成するという手順を一切踏まなくてよかった
何のために
短い文を公開で流すこと。宛先を決めずに書き、読む側が読む相手を選ぶ。 掲示板のように話題ごとの部屋があるわけでもなく、 SNSのように相互の承認が要るわけでもない、片方向の購読で成り立つ形式だった
何が新しかったか
日本のネットにあった二つの形式のどちらでもなかったこと。 匿名掲示板は誰が書いたかを残さない、招待制のSNSは閉じた範囲にしか出さない。 Twitterはハンドルという継続する名前を持ちながら、投稿は誰にでも見える。 この組み合わせが、それまで日本には無かった
今でいう何か
そのまま現在も使われている。短文を公開で流す形式は各サービスに広く模倣され、 「タイムライン」という言葉自体が一般化した
当時の競合
mixi

Twitter(日本語版)を時間旅行する

デザインの変化を並べるだけではなく、なぜそう変わったのかを書いています。

  1. 2008日本語版は最初から別扱いだった2008年のネットへ →

    2008年1月にデジタルガレージが米Twitterと資本提携し、日本語版サイトの開発を支援。 同年4月23日に日本語版が公開された。 公開以降、日本語版サイトのバナー広告はデジタルガレージグループが販売している。 2010年5月には広告の専売を含む業務提携の基本合意書が結ばれた。 米国のサービスなのに、日本語版だけ広告の商流が国内で閉じていた。 当時の海外サービスの多くが、日本語化されないか、 されても本国と同じ体制で運ばれていたことを思えば、これは例外的である。 日本市場は最初から別枠として扱われていた。

    時系列のタイムライン短文ハンドル(@)片方向のフォローリプライ
    twitter.com(タイムライン)900px
    ホーム/@つながり/検索
    投稿欄(いま何してる?/残り文字数)
    ハンドル+短文+相対時刻(3分前)
    ハンドル+短文+相対時刻
    ハンドル+短文(他人の投稿の引用)
    ハンドル+短文+相対時刻
    もっと読む
    プロフィール(フォロー/フォロワーの数)
    トレンド
    おすすめのユーザー
    2010年の画面構造掲示板がスレッドという器を先に用意し、SNSが相互の承認を先に求めたのに対し、 ここには選ぶ工程が画面上に無い。 投稿欄のすぐ下に、購読している相手の発言が時刻順にそのまま流れてくる。 何を読むかは、読む前ではなくフォローした時点で決まっている。 右側のトレンドとおすすめは、その選択を後から補正するために置かれた枠である。 相対時刻(「3分前」)が使われているのも、 過去を辿るのではなくいまを見る画面だったことの現れといえる。 これは実際の画面の複製ではなく、構成を説明するための模式図である。本文の1カラムと、右側の補助情報。読む対象を選ぶ操作が画面上に無い※ 実際の画面の複製ではなく、当時の構成を説明するために作成した模式図です。
  2. 2011連絡手段ではなく放送手段になった2011年のネットへ →

    東日本大震災のあと、自治体や報道機関がここで直接発信するようになった。 公式サイトの更新を待たずに出せること、受け取る側が購読を切り替えるだけで届くこと、 そして受け取った人がそのまま転送できることが噛み合った。 それまで日本のネットで「公共機関が国民に直接話す経路」は存在しなかった。 官公庁のサイトは訪問しなければ読めず、報道は媒体を通す。 片方向の購読という仕組みが、この空白にそのまま当てはまった。 利用者の総数が人口の2割にも満たない時期に社会的な役割を先に得たという点で、 日本のネット史では珍しい順序をたどっている。

  3. 2023名前だけが変わった2023年のネットへ →

    2023年7月24日(現地時間)、公式アカウントの名前とプロフィール画像が「X」に変わり、 青い鳥のロゴが黒いXへ置き換えられた。運営会社も米Xである。 サービスそのものは続いているので、これは終了ではなく改称にあたる。 ただし日本語では、この改称が言葉の側に定着しきっていない。 「ツイートする」「バズる」「リプ」といった語彙は、 いずれもサービス名が Twitter だった15年のあいだに作られたもので、 道具の名前より先に、道具の使い方を指す言葉のほうが根を張っていた。 名前が変わっても語が残るという現象は、 「ホームページ」が本来の意味を離れて残ったのと同じ形をしている。

系譜

同じ時代にあったもの

関わりの深い文化と用語

覚えていますか?

Twitter(日本語版)を使っていましたか?

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当時のページを見る

実際に保存された過去のページは外部のWebアーカイブにあります。保存されていることを保証するものではありません。

保存状況: 一部保存 トップページと公開アカウントのページは採取されているが、 タイムラインは読む人によって中身が変わるため、当時の見え方は再現できない

この時代のインターネットへ

Twitter(日本語版)だけを見ても、当時の空気は分かりません。同じころ何が存在していたかを見てください。

出典

  1. 一次資料Twitter日本語版公開しました日本語版Twitterサイト開発ブログ 2008-04-23
    「本日4月23日よりTwitterの日本語版の公開を始めました」という開発側の告知。 米Twitter社のリリースとデジタルガレージのプレスリリースへの参照を含む
    確認日: 2026-08-17
  2. 報道Twitter日本語サイトの広告はデジタルガレージが専売、業務提携締結INTERNET Watch(インプレス) 2010-05-14
    デジタルガレージが2008年1月に米Twitterと資本提携して日本語版サイトの開発を支援したこと、 2008年4月の日本語版サイト立ち上げ以降、日本語版サイトのバナー広告販売を デジタルガレージグループが担ってきたこと、2010年5月に広告の専売を含む 業務提携の基本合意書を締結したこと
    確認日: 2026-08-17
  3. 報道Twitter改め「X」、新ロゴが正式決定 公式アカウントも黒に染まるITmedia NEWS 2023-07-24
    2023年7月24日(現地時間)に公式アカウントの名前とプロフィール画像が「X」に変わったこと、 運営会社が米Xであること
    確認日: 2026-08-17
  4. 公的資料コラム 震災時におけるTwitterの活用状況について(平成23年版 情報通信白書)総務省
    震災時に被災地域の自治体が公式アカウントで情報発信に取り組み、 利用者の側もそうしたアカウントへの関心が高かったこと
    確認日: 2026-08-17

このページの記載は 2026-08-17 時点の調査に基づきます。誤りのご指摘・情報提供