炎上

2005年ごろ登場流行期 2011〜2014現在も使われているネット炎上炎上する

ある発言や行いに対して、不特定多数からの批判が一箇所に殺到する現象。 日本では2000年代中頃から使われるようになった。語源は野球で投手が 大量失点する「炎上」になぞらえたという説がある。

意味の変化

言葉は、意味が変わったことのほうが面白いことがあります。 この語がどう使われてきたかを時期ごとに並べています。

  1. 2000年代中頃個人のブログのコメント欄が埋まること。 この語が生まれるには前提が要る。 批判が「本人のところへ直接、大量に届く」仕組みである。 個人サイトの時代、批判は掲示板や別のサイトで語られるもので、本人の領域には来なかった。 ブログがコメント欄とトラックバックを標準装備したことで、 はじめて「本人のページが批判で埋まる」という状態が起こりうるようになった
  2. 2010年代SNSでの拡散を伴う現象。コメント欄という「入れ物」を経由せず、 引用と転載で無限に広がる形に変わった。批判の総量が可視化され、 当事者以外の第三者が数の大きさそのものを見物するようになる。 不用意な投稿が数時間で全国に届くという速度は、この段階で生まれた
  3. 2015年以降企業や組織のリスクとして扱われる語になった。 「炎上対策」「炎上リスク」という業務用語が定着し、 ネットスラングから一般語へ移行している。 さらに、注目を集める手段として意図的に狙う「炎上商法」という逆転した用法も生まれた

この言葉が生まれた画面

実際の画面の複製ではなく、当時の構成を説明するために作成した模式図です。

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2005年の画面構造記事より下のほうが縦に長い、という構成がこの時期のブログの特徴だった。 下半分は他人が書き足す領域である。 コメントは読者が直接書き込み、トラックバックは別のブログが機械的に登録していく。 隅に置かれた「この記事へのトラックバックURL」は、 他のサイトから通知を送るための宛先で、 記事ごとに接続用の住所が公開されていたことを示している。 個人ホームページが玄関からしか入れなかったのに対し、 ブログは記事1本ごとに出入口を持っていた。 これは実際の画面の複製ではなく、構成を説明するための模式図である。本文より下に、反応と接続のための区画が積み上がっていた時期の構成※ 実際の画面の複製ではなく、当時の構成を説明するために作成した模式図です。

関わりの深い項目

この言葉が使われていた時代へ

出典

  1. 書籍・後年の記事炎上とは ── IT用語辞典 e-Words(e-Words)
    日本では2000年代中頃から見られるようになったこと、 野球で投手が連打を浴びて大量失点する「炎上」になぞらえて匿名掲示板の利用者が 用い始めたという説、および発生場所(掲示板・SNS・ブログ記事や動画のコメント欄)
    確認日: 2026-08-16
  2. 公的資料平成18年版 情報通信白書 「インターネットの利用状況」(総務省)
    この語が生まれた時期の利用者規模(平成17年末 8,529万人・人口普及率66.8%)
    確認日: 2026-08-16
  3. 報道5月30日:巨大掲示板「2ちゃんねる」創設(ITmedia PC USER) 2016-05-30
    語源とされる匿名掲示板の成立経緯
    確認日: 2026-08-16

このページの記載は 2026-08-16 時点の調査に基づきます。誤りのご指摘・情報提供