ニコニコ動画

現存動画コミュニティ2006 — 現在(20年)

2006年12月12日に「ニコニコ動画(仮)」として始まった動画サービス。 動画の再生時間に沿って視聴者のコメントが画面を流れるという仕組みによって、 ひとりで見ているのに大勢と一緒に見ているという体験を作り出した。

基本情報

サービス名
ニコニコ動画(ニコニコ、ニコ動、ニコニコ動画(仮))
開始
2006年12月12日
開始時の名称は「ニコニコ動画(仮)」。当初は動画投稿機能を持たず、 対応サイト(YouTube、Ameba Vision)の動画URLを入力してコメントを付ける仕組みだった。 2007年3月6日に動画投稿へ対応している
終了
継続中
運営
株式会社ドワンゴ(2006〜)
当時のURL
http://www.nicovideo.jp/
現在
https://www.nicovideo.jp/

その時代の立ち位置

誰が使っていたか
深夜に同じ動画を何度も見る層。アニメ、ゲーム、音楽制作、ネタ動画の作り手と見る側が ほぼ同じ集団で、見る人がそのまま作る人になる循環が起きていた
何のために
動画を見ること以上に、動画に対して発言すること。同じ場面に何十人分の反応が重なるので、 「どこが面白いか」が視聴と同時に共有された
何が新しかったか
コメントを動画の再生時間に紐づけたこと。動画の下に並ぶ通常のコメント欄と違い、 別々の時間に書かれた反応が同じ場面で同時に現れる。 実際には非同期なのに、体験としては同時に見ているようになる。この錯覚が発明の中身である
今でいう何か
ライブ配信のコメント欄と、短尺動画のコメント文化を合わせたもの。 ただし現在のものは実際に同時刻に集まっているのに対し、ニコニコは非同期のまま同時性を作っていた

ニコニコ動画を時間旅行する

デザインの変化を並べるだけではなく、なぜそう変わったのかを書いています。

  1. 2007画面の上を文字が流れる2007年のネットへ →

    画面はほぼ動画だけで、その上を右から左へ文字が流れる。 通常の動画サイトが動画とコメント欄を上下に分けるのに対し、 ニコニコはそれを重ねた。この一点が体験のすべてを変えている。 別々の日に書かれたコメントが同じ場面で同時に現れるため、 視聴者は自分ひとりで見ているのに、大勢と一緒に見ているように感じた。 開始当初は動画そのものを持たず、他サイトの動画にコメントを重ねる仕組みだったことが、 「コメントこそが主役だった」ことを端的に示している。

    コメントの重ね表示黒背景タグランキング
    www.nicovideo.jp(動画視聴ページ)1024px
    ランキング 検索 マイリスト
    流れるコメント
    動画(この上をコメントが流れる)
    動画の説明
    タグ
    コメント一覧
    2007年の画面構造通常の動画サイトが動画とコメント欄を上下に分けるのに対し、ニコニコはそれを重ねた。 右のコメント一覧は補助で、体験の中心は動画の上を流れる文字のほうにある。 別々の日に書かれた反応が同じ場面で同時に現れるため、非同期なのに同時に見ているように感じられた。※ 実際の画面の複製ではなく、当時の構成を説明するために作成した模式図です。
  2. 2010見る人が作る人になる2010年のネットへ →

    投稿された動画に別の人が手を加えて再投稿する、という循環が定着した。 音楽が作られ、それに歌が乗り、絵が付き、踊りが撮られ、それがまた素材になる。 タグという緩い分類が、この連鎖をたどる手がかりになっていた。 作り手と見る側の境界が薄いという構造は、掲示板文化から引き継いだものだが、 掲示板と違い成果物が動画として残る点が決定的に違った。

    タグによる連鎖二次創作ランキング上位への集中

系譜

この前にあったもの

同じ時代にあったもの

関わりの深い文化と用語

覚えていますか?

ニコニコ動画を使っていましたか?

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当時のページを見る

実際に保存された過去のページは外部のWebアーカイブにあります。保存されていることを保証するものではありません。

保存状況: 一部保存 ログイン前の画面は保存されているが、動画とコメントは保存対象外。 このサービスの本体はコメントの重なりであり、それはアーカイブに残らない

この時代のインターネットへ

ニコニコ動画だけを見ても、当時の空気は分かりません。同じころ何が存在していたかを見てください。

出典

  1. 一次資料【6周年】ニコニコ建国記念日ちょっと昔話(株式会社ドワンゴ(ニコニコインフォ)) 2012-12-12
    2006年12月12日に「ニコニコ動画(仮)」として開始。当初は対応サイト(YouTube、Ameba Vision)の 動画URLを入力してコメントを付ける仕組みで、2007年3月6日に動画投稿へ対応したという運営自身の記述
    確認日: 2026-08-16
  2. 公的資料平成17年版 情報通信白書 第1章第2節の要旨(総務省)
    ブロードバンドが普及し、動画の視聴が現実的になった時期の利用者規模
    確認日: 2026-08-16

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