INTERNET — 2023

2023年のインターネット

電話が7割、パソコンが5割を切った年

第6層 生成AI時代存在したサービス 11

2023年の個人のインターネット利用率は86.2%。端末別ではスマートフォンが72.9%、 パソコンが47.4%で、差は25.5ポイントある。 2017年にスマートフォン59.7%がパソコン52.5%を追い抜いてから6年で、 パソコンから見る人は半数を割った。 この数字が意味するのは、パソコンの画面がもはや基準ではなくなったということである。 2001年のポータルが1024×768の横長を前提に情報を敷き詰めていたのに対し、 この時点の設計は縦長のタッチ画面から始まる。 横幅の広いレイアウトは、多数派の環境では見られないものとして扱われる。 もうひとつ、この層で進行していることがある。 検索結果のリンクを開く前に答えが返るという形式が広がり、 Webページの位置づけが「読みに行く対象」から「答えを組み立てる材料」へ移りつつある。 これまでの地層はすべて「どうやってページに辿り着くか」の変化だった。 ディレクトリで分類し、全文検索で探し、フィードで受け取る。 手段は変わっても、最終的にページを開くという前提は共通していた。 いま揺らいでいるのはその前提のほうである。 この年がどう記述されることになるかは、まだ分からない。 ただ、過去の地層がすべてそうだったように、 いまあたりまえに見えているものの多くは、いずれ「そういう時代があった」と 説明される側に回る。当サイトが現在を記録している理由はそこにある。

この年のインターネット

2023年時点で日本から使えたサービスのカテゴリ。存在しなかった領域は表示していません。

掲示板コミュニティ検索ポータルツールニュースケータイホスティングSNS動画ショッピングオークション

2023年の主役

2023年の環境

スペック表ではありません。なぜ当時のWebがあの見た目・使い方だったのかを 理解するための前提です。

主流端末
スマートフォン(多数派)/ノートPC/タブレット
ブラウザ
Google Chrome/Safari(iPhone の標準)/Microsoft Edge
回線
光ファイバー/5G / 4G LTE/公衆Wi-Fi
画面解像度
縦長のタッチ画面が設計の基準。横幅の広いレイアウトは多数派の環境では見られない
携帯電話
iPhone/Android
保存容量
クラウドが標準。端末のローカル容量を意識する場面はほぼ無い
主な検索手段
検索エンジン・SNS内検索・動画内検索に加え、生成AIへの質問が加わりはじめた

2023年のネット人口

個人のインターネット利用率86.2%
スマートフォンから利用した人の割合72.9%
2023年。パソコンとの差は25.5ポイント/出典: 令和6年版 情報通信白書 「インターネット」
パソコンから利用した人の割合47.4%

2023年の画面

実際の画面の複製ではなく、当時の構成を説明するために作成した模式図です。

www.nicovideo.jp(動画視聴ページ)1024px
ランキング 検索 マイリスト
流れるコメント
動画(この上をコメントが流れる)
動画の説明
タグ
コメント一覧
2007年の画面構造通常の動画サイトが動画とコメント欄を上下に分けるのに対し、ニコニコはそれを重ねた。 右のコメント一覧は補助で、体験の中心は動画の上を流れる文字のほうにある。 別々の日に書かれた反応が同じ場面で同時に現れるため、非同期なのに同時に見ているように感じられた。※ 実際の画面の複製ではなく、当時の構成を説明するために作成した模式図です。
www.yahoo.co.jp1024px
バナー広告
サービス
カテゴリ
主要ニュース
トピックス
オークション
広告
フッタリンク
2003年の画面構造常時接続の普及で1ページに載せられる情報量の上限が上がり、3カラムが完成した時期。 左にカテゴリ、中央にニュースと検索、右にオークションと広告という配置は、 以後10年近く日本のポータルの標準になる。現在の目には過密に見えるが、 横に広く縦に短い画面で、マウスで細かいリンクを正確に押せることが前提だった。1024×768 が標準になり、横幅の使い方が一気に変わった※ 実際の画面の複製ではなく、当時の構成を説明するために作成した模式図です。

当時のWebを見る

実際に保存された2023年のページは、外部のWebアーカイブで閲覧できます。 保存の有無はサービスごとに異なるため、各サービスのページから状態を確認してください。

サービス索引から探す

出典

  1. 公的資料令和6年版 情報通信白書 「インターネット」総務省
    2023年の個人のインターネット利用率86.2%、端末別ではスマートフォン72.9%、パソコン47.4% (差は25.5ポイント)
    確認日: 2026-08-16
  2. 公的資料平成30年版 情報通信白書 「インターネットの利用状況」総務省
    比較のための平成29年の値(利用率80.9%、スマートフォン59.7%、パソコン52.5%)
    確認日: 2026-08-16
  3. 一次資料「FOMA」および「iモード」サービス終了のご案内株式会社NTTドコモ
    4G・5Gの普及による3G利用者の減少。この層で完了した端末の世代交代
    確認日: 2026-08-16

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