LAYER 320052009

SNS化

発信の単位が「サイト」から「アカウント」へ移った層。自分でページを作らなくても 書き込める場所が用意され、誰が書いたかが実名やプロフィールに紐づくようになった。 個人ホームページ文化が縮小し、代わりに人間関係そのものがコンテンツになった。

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この層で何が変わったか

それまで、インターネットで発信するにはまず「場所」を用意する必要があった。 無料スペースを借り、HTMLを書き、FTPで上げる。この手間が発信者の総数を抑えていた。 この層で起きたのは、その手間の消滅である。アカウントを作れば、その日から書ける。 結果として発信者は桁違いに増えたが、同時に決定的な変化が起きた。発信の単位が 「サイト」から「人」へ移ったことである。サイトには管理人がいてトップページがあり、 訪問者は玄関から入った。アカウントには玄関がなく、流れてくる投稿だけがある。 「足あと」「マイミク」「相互リンク」のように、それまで暗黙だった人間関係が システムの機能として可視化されたのもこの層で、これが後のフィードとアルゴリズムの前提になった。

この層のデザイン言語

Web 2.0光沢ボタン角丸タグクラウドRSS大きめのロゴ

この層の年

この層の主役

この層の画面

実際の画面の複製ではなく、当時の構成を説明するために作成した模式図です。

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2005年の画面構造中心にあるのは日記で、その周りに人間関係が配置されている。 左の「あしあと」は誰が自分のページを見たかの一覧で、読むだけでも相手に伝わった。 この設計は交流を促進する一方、見たのに反応しないことが気まずいという独特の緊張も生んだ。 角丸と淡い配色は、当時Web 2.0と呼ばれた視覚言語である。※ 実際の画面の複製ではなく、当時の構成を説明するために作成した模式図です。
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コメント一覧
2007年の画面構造通常の動画サイトが動画とコメント欄を上下に分けるのに対し、ニコニコはそれを重ねた。 右のコメント一覧は補助で、体験の中心は動画の上を流れる文字のほうにある。 別々の日に書かれた反応が同じ場面で同時に現れるため、非同期なのに同時に見ているように感じられた。※ 実際の画面の複製ではなく、当時の構成を説明するために作成した模式図です。

この層のネット文化

出典

  1. 公的資料平成17年版 情報通信白書 第1章第2節の要旨総務省
    平成16年末のインターネット利用者数7,948万人、人口普及率62.3%
    確認日: 2026-08-15