INTERNET — 2017
2017年のインターネット
パソコンより電話のほうが多数派になった年
2017年の個人のインターネット利用率は80.9%。端末別ではスマートフォンからの利用が59.7%、 パソコンからが52.5%で、スマートフォンがパソコンを上回っている。 13歳から59歳の各年代では9割を超えており、 「使っているかどうか」を問うこと自体に意味がなくなっていた。 この年の性格を決めているのは、端末の内訳よりもその帰結のほうである。 持ち歩ける画面が主戦場になったことで、利用が特定の時間に集中しなくなった。 かつてテレホーダイの23時に日本中が一斉に接続していたのとは正反対に、 一日中どこでも細切れに見る形になる。1回あたりの滞在は短く、回数は多い。 この使い方に合わせて、情報の出し方も変わった。 短い時間で判断できるように、冒頭で引きつけ、結論を先に出す。 そして最も大きな変化は、何を見るかの決定権が利用者の手を離れたことである。 時系列で並んでいたフィードが推薦順に置き換わり、 検索窓に言葉を入れるという手続きすら踏まなくなった。 探すのをやめて流れてくるものを見る、という形が標準になると、 コンテンツの作り方も読者ではなく推薦システムに向けて最適化されていく。 この層以降の文章と動画の作法には、その痕跡がはっきり残っている。
この年のインターネット
2017年時点で日本から使えたサービスのカテゴリ。存在しなかった領域は表示していません。
2017年の主役
2017年の環境
スペック表ではありません。なぜ当時のWebがあの見た目・使い方だったのかを 理解するための前提です。
- 主流端末
- スマートフォン(主流)/ノートPC/タブレット
- ブラウザ
- Google Chrome(PC・Android の双方で最大勢力)/Safari(iPhone の標準)
- 回線
- 光ファイバー/4G LTE(定額制が前提)/公衆Wi-Fi
- 画面解像度
- スマートフォンの縦長画面が設計の基準。PCは 1920×1080 が一般的
- 携帯電話
- iPhone/Android
- 保存容量
- クラウドストレージが標準。端末の容量を意識しなくなる
- 主な検索手段
- 検索エンジンに加え、SNS内検索と動画サイト内検索が併用される
2017年のネット人口
2017年の画面
実際の画面の複製ではなく、当時の構成を説明するために作成した模式図です。
当時のWebを見る
実際に保存された2017年のページは、外部のWebアーカイブで閲覧できます。 保存の有無はサービスごとに異なるため、各サービスのページから状態を確認してください。
出典
- 公的資料平成30年版 情報通信白書 「インターネットの利用状況」(総務省)平成29年の個人のインターネット利用率80.9%、端末別ではスマートフォン59.7%、パソコン52.5%。 13〜59歳の各年代で利用率が9割を超えている確認日: 2026-08-16
- 公的資料令和6年版 情報通信白書 「インターネット」(総務省)利用目的としての SNS 利用の定着など、この時期以降の利用動向確認日: 2026-08-16
- 公的資料平成23年版 情報通信白書 「インターネットの利用状況」(総務省)比較のための平成22年末の値(利用者9,462万人・普及率78.2%)確認日: 2026-08-16