INTERNET — 2009

2009年のインターネット

伸びの主役が入れ替わった

第3層 SNS化存在したサービス 14

2009年末のインターネット利用者数は9,408万人、人口普及率78.0%。 前年から317万人増、普及率で2.7ポイント増。総数の動きは前年とほとんど同じである。 変わったのは内訳のほうだった。 モバイル端末からの利用者が504万人増えて8,010万人(対前年比6.7%増)。 パソコンからの利用者は259万人増の8,514万人(同3.1%増)。 増加数でモバイルがパソコンを追い抜いた。 前年はこれが逆で、パソコンが442万人増・モバイルが219万人増だった。 1年で立場が入れ替わっている。 総数ではまだパソコンのほうが多い。この時点で追い抜いたのは伸びだけである。 それでも方向は決まった。この先の増加はモバイルが取るという形が、 この年の統計に初めて現れた。 そしてこの年は、スマートフォン以前の携帯Webが最大規模に達した年でもある。 モバゲータウンは9月14日に会員1,500万人を突破し、運営自身がすでに 「ケータイ総合ポータルサイト」と名乗っていた。 ニュース、検索、乗換案内といった実用ツールから、ケータイ小説、占い、有名人ブログまでを無料で抱え、 無料ゲームは250種類を超えている。同年8月にはモーション(3D)アバターを導入し、 9月には内製のソーシャルゲームを始めた。 つまり2009年には二つのことが同時に起きていた。 ガラケーで作られた世界が完成に達し、その隣でスマートフォンが伸び始めていた。 完成したものほど作り直しにくい、という一般則がそのまま当てはまる位置に、 日本の携帯Webはこのときいた。 10年かけて積み上げた公式メニュー、絵文字、独自の課金、専用に作られたページ。 次の数年でそのすべてが、パソコンと同じWebを表示する端末に置き換わっていく。

この年のインターネット

2009年時点で日本から使えたサービスのカテゴリ。存在しなかった領域は表示していません。

掲示板コミュニティ検索ポータルツールニュースケータイホスティング個人サイトSNSゲーム動画ショッピングオークション

2009年の主役

2009年のネット文化

2009年の環境

スペック表ではありません。なぜ当時のWebがあの見た目・使い方だったのかを 理解するための前提です。

主流端末
デスクトップPC/ノートPC/携帯電話(フィーチャーフォン。この時点では依然として主力)/スマートフォン(伸び始めた段階)
ブラウザ
Internet Explorer 8/Firefox 3.5/Google Chrome(前年に登場し、使う人が増え始めていた)/Mobile Safari(携帯でパソコン向けページを見るという体験が広がった)
回線
FTTH/ADSL/携帯電話のパケット定額
画面解像度
パソコンはワイド画面、スマートフォンは横320ピクセル前後
携帯電話
モバイル端末からの利用者は8,010万人(504万人増)。増加数でパソコンを上回った/モバゲータウンの会員は1,500万人(9月14日)
保存容量
数百GB〜1TBのHDD/SSDが選択肢に入り始めた
主な検索手段
パソコンでは検索、携帯ではポータルの中の導線という二重構造が、 この年まではまだ両方とも大きな規模で成立していた

2009年のネット人口

インターネット利用者数9408万人
平成21年末。前年より317万人増(対前年比3.5%増)。人口普及率78.0%出典: (1)インターネットの利用状況(平成22年版 情報通信白書)
モバイル端末からの利用者数8010万人
平成21年末。504万人増(対前年比6.7%増)。パソコンからは8,514万人で259万人増(同3.1%増)。 増加数でモバイルがパソコンを上回った出典: (1)インターネットの利用状況(平成22年版 情報通信白書)
モバゲータウンの会員数1500万人
2009年9月14日。無料ゲームは250種類超。8月にモーション(3D)アバター、9月に内製ソーシャルゲームを開始出典: 「モバゲータウン」の会員数が1,500万人を突破

2009年の画面

実際の画面の複製ではなく、当時の構成を説明するために作成した模式図です。

mbga.jp(携帯電話の画面)240px
サイト名とログイン中のハンドル
アバター(自分の分身)
ミニメール(3)/日記/サークル/伝言板
ゲーム一覧(無料)
モバゴールドの残高
[1]戻る [5]ホーム
2006年の画面構造横幅が240ピクセル前後しかないため、段組みという発想が最初から無い。 すべてを縦一列に積み、数字キーで項目を選ばせる構成になる。 上部にアバターが置かれているのは飾りではなく、 文字数を割けない画面で自分が誰かを一目で示す手段がそれしか無かったからである。 パソコン向けのSNSがプロフィール文で自己紹介していたのに対し、 携帯では絵で名乗るほうが早かった。 これは実際の画面の複製ではなく、構成を説明するための模式図である。携帯電話の縦長画面。全角で十数文字が数行しか入らず、縦に積むしか選択肢がない※ 実際の画面の複製ではなく、当時の構成を説明するために作成した模式図です。
mixi.jp(ホーム)1024px
ホーム 日記 コミュニティ
プロフィール画像
マイミクシィ
あしあと
最新の日記
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2005年の画面構造中心にあるのは日記で、その周りに人間関係が配置されている。 左の「あしあと」は誰が自分のページを見たかの一覧で、読むだけでも相手に伝わった。 この設計は交流を促進する一方、見たのに反応しないことが気まずいという独特の緊張も生んだ。 角丸と淡い配色は、当時Web 2.0と呼ばれた視覚言語である。※ 実際の画面の複製ではなく、当時の構成を説明するために作成した模式図です。

当時のWebを見る

実際に保存された2009年のページは、外部のWebアーカイブで閲覧できます。 保存の有無はサービスごとに異なるため、各サービスのページから状態を確認してください。

サービス索引から探す

出典

  1. 公的資料(1)インターネットの利用状況(平成22年版 情報通信白書)総務省
    平成21年末のインターネット利用者数9,408万人(前年より317万人増、対前年比3.5%増)、 人口普及率78.0%(前年から2.7ポイント増)、 モバイル端末からの利用者8,010万人(504万人増、対前年比6.7%増)、 パソコンからの利用者8,514万人(259万人増、同3.1%増)
    確認日: 2026-08-16
  2. 一次資料「モバゲータウン」の会員数が1,500万人を突破株式会社ディー・エヌ・エー 2009-09-15
    2009年9月14日に会員数1,500万人突破、「ケータイ総合ポータルサイト」としての位置づけ、 ニュース・検索・乗換案内・ケータイ小説・占い・有名人ブログを無料で提供、 無料ゲームは250種類超、2009年8月にモーション(3D)アバター導入、9月に内製ソーシャルゲーム開始
    確認日: 2026-08-16
  3. 公的資料(1)インターネットの利用状況(平成21年版 情報通信白書)総務省
    比較対象となる平成20年末の数値。モバイル端末7,506万人(219万人増)、 パソコン8,255万人(442万人増)で、増加数はパソコンが上回っていた
    確認日: 2026-08-16

2009伸びの主役が入れ替わった
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