ネチケット
1995年ごろ登場流行期 1997〜2000ほとんど使われないnetiquetteネットマナー
ネットワーク(network)とエチケット(etiquette)を組み合わせた造語で、 ネット上の振る舞いの作法を指した語。回線が細く、参加者が少なく、 相手が見えていた時代に必要とされた規範であり、その前提が消えると語ごと使われなくなった。
意味の変化
言葉は、意味が変わったことのほうが面白いことがあります。 この語がどう使われてきたかを時期ごとに並べています。
- パソコン通信〜1990年代後半共有資源を無駄にしないための実務的な作法。回線も相手のディスク容量も細かったため、 引用を必要な範囲に切り詰める、大きな添付を送らない、同じ内容を複数の場所に投げない、 といった項目が中心だった。**マナーというより、みんなで使う細い管を詰まらせないための技術的な配慮**
- 2000年前後初心者に教える規範。利用者が急増し、「知らずに迷惑をかける人」が大量に入ってきた時期に、 学校や入門書やプロバイダのページで教えられる項目になった。 半角カナを使わない、全部大文字で書かない、といった項目が並ぶのはこの頃で、 技術的な理由と礼儀作法が混ざりはじめる
- 2000年代後半以降ほとんど使われなくなった。回線と容量の制約が消えて技術的な理由が失われ、 残った礼儀の部分は各サービスの利用規約と通報機能が引き取った。 作法を利用者どうしで教え合うのではなく、**運営が規則として定めて機械的に執行する**形に置き換わった